バギーの歴史と種類
バギーの歴史
バギーは1960年代の後半にアメリカで始まったと言われています。
昔のバギーは、古くからあった従来の車のタイヤよりも、空気圧を低くして衝撃を吸収しやすくしたタイプのバルーンタイヤを使用した3輪タイプの乗り物をバギーと呼んでいました。
その後、3輪バギーはレジャー用の乗り物としていろいろなタイプのバギーが製造され、早さ重視のスポーツタイプのバギーではレースに出場したり、安定性を重視したユーティリティータイプのバギーでは、山間部の移動や農耕用としてバギーは広く利用されるようになりました。
しかし1980年代にアメリカで起こったバギーブームで大量にバギーが出回ったため、粗末なバギーを利用した人がさまざまな事故を起こしてしまい、大問題となったことから販売メーカーはより安全性を重視した現在主流の4輪タイプのバギーへと変化していきました。
日本では、アメリカの流行が取り入れられてきた1980年代頃から流行し始めました。
現在では、国内産・国外産問わずにさまざまなシーンで利用されており、より身近な乗り物として山間部や海岸地域のレジャースポットなどで4輪バギーを楽しむことが可能です。
バギーの種類
バギーの種類として、自動車をメインとしたバギーはバギーカーと呼ばれていて、バイクを原型としたバギーは、バギーもしくは4輪バギーやATVと呼ばれています。
4輪バギーの種類として、大きく分けると排気量の違いでいくつかの種類があります。
- 排気量が50cc以下のタイプ
- 排気量が51ccから125cc以下のタイプ
- 排気量が126ccから200cc以下のタイプ
- 排気量が201ccから300cc以下のタイプ
- 排気量が301cc以上のタイプ
これら排気量の違いで、レースなどではクラス分けをしています。
また、バギーカーの種類としては用途別にレジャー用と競技など速さを競うレース用と2種類に分けられます。
それぞれのバギーでは、排気量の違いで利用が可能な年齢に違いがあったり、必要な免許に違いがありますので注意が必要です。